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2009年12月06日

おさる漫談(2)

ホンマどないなっとんね〜ん、責任者、出てこ〜い。
というわけでおさるです、ドアホでイカレポンチでナルシストな飼育係のまさるとた〜まに芸して生きてます。
もう、たまりませんよ、あのまさる。
人間だから俺が書かないかんやろとか言うて、笑いよもない台本こしらえてくるんやからねえ。
どっこに自信があるんか知らんけど、これで旭山動物園に勝てるとかいけしゃあしゃあ抜かしよんねんで。
もう、どんだけアホか。
そりゃあいつはエエよ、宮仕え。
左うちわで寒いこと言うといたらボーナスも年金も消えんとウハウハや。
あいつ、動物園なくなっても関係ないんや。
こっちはなくなったら行き場ないで。おめおめと、
「あっしのことは忘れておくんなせえ」
と泣く泣く飛び出した高崎山になんか帰れねぇ。
こんなリストラの嵐吹く世知辛い世の中で他の動物園にFA言うても、あのピッチャーみたいにひとりぼっちの真冬になるだけや。
こっちは売り上げが明日のバナナの本数に直結してるのに、平気でつまらん台本よこしてくる・・・わしも猿なりに頑張ってるけどどないせえ言うねんなあ。
あいつ、ちゃんとお客様の顔見てんのかあ?
失笑、嘲笑、憐笑やで、親も子も孫もおばあちゃんも。
わしなんか猿やのに胃が疼いて疼いてたまらんのに、あいつ、芯から楽しそうに喋って悦に入ってけつかる。
アホか、ホンマ。
ま、悪気ないとしといたるか。
なあ、お客さん。
正直、日光のほうがおもろいやろ?
ええて、分かってんねん。
いやいやいや、分かってる分かってる、お世辞はヨロシ。
せめて、遠くの日光より近くのここやって普段だけでも、バナナやのうてもリンゴでもミカンでも、このさい道になってる野いちごでエエから、ひとつ、ど〜かひとつ、なあ、堪忍なあ、いつかおもろい台本書くからなあ。
人間よりおもろい猿になってみせるから、堪忍なあ。
ほな、また来てなあ、わしもアホのまさる鍛え直しとくけん。
ヨロシになあ、ありがと、ありがと、シロクマ見てるひともありがと。
ほなな、ほな、また来ますさかいに、ほなな〜〜。
おおきにだんだん。


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